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コーチとしての能力

「コーチの眼には、クライエント、またはクライエントのゴールが見えていることが必要である」

コーチングはマニュアル対応でいいのか?

より柔軟な対応が必要な部署にいればいるほど、マニュアルを超えた判断が必要になってくるはずです。そこで、マニュアルにはないあなたにだからこそ備わっている能力を用いることが、コーチングの味を引き立てるのに非常に必要となってきます。

エンパワーメントにおいてのコーチングは、あなたが持つ能力をすべて用いるというところに焦点を置いています。



コーチはすべての力を集中する

エンパワーメントにおいて、コーチはそのすべての力を用いることを重要視しています。
コーチが、クライエントの前に座ったときから、その持つ力をクライエントへ、その環境へ集中させるということです。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・皮膚感覚、このほかに知覚、内臓感覚等、です。

直感は知覚
「直感」といわれている第六感は、広辞苑など各種辞書においては、「物事の本質を直観的に感じとる心の働き。勘やインスピレーションのようなもの」とあります。
エンパワーメントにおいては、これを心理学的に捉え、知覚または認知としています。

感じ取るということは、なにかしらの知覚または認知が起こったと判断します。これは、各感覚力を養うことにより得られるものともいえます。

例えば、夜に電話がかかってきたとします。

単に直感型のコーチは、「私の勘は鋭い、これは彼女からだ!」と判断します。
しかし、エンパワーメントでは、このような過程において、その瞬間の知覚または認知能力(経験等)が働き、「先週1回しか電話がなかったから、寂しくて電話してきた彼女のはずだ。この時間はちょうど仕事が終わった頃だろう」と判断します。

この2つの判断の結果は、同じように見えますが、単なる直感型のコーチは山勘型ともいえ、はずれが多い上に、自己本位な思考も多くなります。この直感が思い込みを生み、ストレスを増加させているクライエントも多いのです。

しかし、後者の場合は、あらゆるデータを短時間のうちに処理しているため、柔軟に能力を用いていることになります。

「あなただったら前者と後者のどちらのコーチに相談を依頼しますか?」

なぜ、エンパワーメントでは、このような各感覚を大切にしているのか。

それは、人は言葉だけでなく、必ず顔や声、態度にも、本音が出てくるからです。
本当にクライエントが感じていること、言いたいことを少しでも多く理解するには、この視覚等の感覚は非常に大切なのです。
単に直感で判断する曖昧さとの違いがお分かりいただけますでしょうか?

また、ともに目標に向かうことを決めたコーチの目がそっぽを向いているのもおかしなことです。
コーチの眼には、クライエント、またはクライエントのゴールが見えていることが大切です。

さらに、コーチとして使うことができる能力を持っているのに、話を聴くときは聴覚しか使わないというのもおかしなことです。
あなたが使えるものがあるのなら、クライエントのゴールのためにあらゆるものを使うことが大切であるとエンパワーメントは考えています。
つまり、耳だけではなく、体全体でクライエントの話を聴くということです。


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